tanazon’s diary

日々移ろう生きた証のほんの一部

収穫へ!

いよいよ収穫へ!

先日の大雨で地がぬかるんで収穫が出来ないと心配もありましたが、なんとか無事に刈ることが出来ました。

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風で朝露が早く乾き、秋晴れのいい一日でした。

 

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刈り終えた景色はまたなんとも言えない風景です。

 

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コンバインから刈り取った籾はトラックのコンテナに入れて、乾燥調整施設に持って行きます。

ゆっくりと乾燥させることで味を落とさず美味しいお米にして行きます!

 

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よくぞ実ってくれました。

 

今回収穫したこの田んぼは、土の中にいる微生物を活かし自然の力を充分に発揮して貰うために、除草剤を使用せず草と戦い続けた田んぼです。

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何度泥まみれになって田んぼに入った事か。

刈り終えてから思う事が多々有りすぎてよく分からない感情に浸っていました。

 

いやしかし、まだまだ刈り取りが始まったばかりです。

しっかりと収穫をして美味しいお米になるよう最善を尽くして行きます!

 

水の綺麗なこの地で更に自然を活かした農法のお米を最高の状態で食べて頂くために!!

葉月から長月へ。

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9月になりました。

残暑も酷いものですが、今日は雨も降ってか気温が上がらず涼しい一日でした。

 

8月の終わりと9月の初め。

夏から秋へかけての空はまた何とも言えない景色を与えてくれます。

 

もう少しで収穫を迎えるという今日。

イノシシの活発化に今年最大級の台風が接近と、自然界のうねりに悩ませることが尽きませんが、こういった景色のご褒美をくれるのも自然界と。

 

雨水が山から谷に流れ川となり、海へと行きつき蒸気となりまた雨を降らせる。

そのうねりの中で田に水を張り、稲を育てる。

 

ひとつひとつの当たり前とされている事が重要である物だと、この水田から学びました。

 

だからこそ収穫まで大事に育てたく、だからこそ大事に食べて頂きたいと思うばかりです。

 

いよいよ収穫までカウントダウン。

 

やれることは全てやりますよ!!

この秋は雨か嵐か知らねども、今日のつとめに田草とるなり

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日本の農業の代表的な作業は雑草取りだったと言われるように、農家は草との戦いを毎年繰り返しています。

 

土の中に住む生態系が豊かになるようにと除草剤を使用しなかった水田は、やはりシーズンを通して草取り作業が多くなってしまいました。

 

やはり代表的な雑草は同じイネ科のヒエでしょう。

煎じて飲みたいくらいの驚異的な生命力です。

 

来年に向けての策を練りつつ目の前の草と向き合います。

 

処暑を超えたとは言え今日は気温も湿度も高く危険な状態です。

ご安全に。

処暑

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夏の土用の暑さのピークを何とか超えて、処暑を迎える事が出来ました。

朝晩と涼しさを感じられ、夕暮れ時が段々と短くなって行き秋の気配を感じます。

秋の気配が立つとでも言うのでしょうか。

 

日照時間もすっかり下り坂、草木や虫が次の世代にバトンを繋げるために体に蓄えた太陽のエネルギーを実に移して行く。

 

種が芽を出し、花が咲き実を結ぶ。

 

当たり前の様で奇跡のような命のうねりの恩恵を授かっているから生きていけるのだと、考えると存在そのものが有り難く感じます。

 

食前に手を合わす思いも込められます。

 

また処暑は海水温のピークになると言われています。

 

太陽に温められた海により生まれた莫大な量の水蒸気が大気を動かし暴風雨が生まれる。

現在も台風が接近中ですね。

 

穏やかに命が実る事を願わずにはいられません。

 

皆様もどうかご安全に。

イノシシから学ぶこと

イノシシに入られましたー😭

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電気柵を設営する前日に入られた模様。

踏み倒されてます。。

 

穂が熟成する前なのと、侵入箇所が一部で済んでいたのは不幸中の幸い。

収穫には繋げれそうなので、電気柵を設営してこれ以上の侵入がないかパトロールを行なっています。

 

そして今日は倒された稲を起こしてあげる作業を行いました。

倒れて穂が土についた状態だとお米の品質が悪くなるので、一株ずつ起こしてあげます。

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1番の心配がイノシシの獣臭がお米に移ること。

一株ずつ臭いを嗅いで確かめながら起こしていきました。

 

幸いイノシシ独特の目立った獣臭は感じられませんでした。

ですが、この田んぼの収穫は他の田とは分けて行う予定です。

ちくしょう。

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中には傾いても上を向く事を諦めない稲も居ました。

やはり稲は強い。

稲を育てると言いますが、彼らの成長を肌で感じて考えさせられ育てて貰っているのは我々の方では無いかと思いますよ。

頭が下がります。

 

 

自然豊かな所で農業すると言う事は、自然界の良い事も悪い事もひっくるめて付き合って行くという事だと、今回の件で強く痛感しました。

 

その中でも今回は新たに近所の農家さんの協力を得て対策作業を行う事が出来ました。

被害は出てしまったのは悔しいですが、協力してくれる人が増えたのは嬉しいことです。

 

自然界の大きなうねりの中で生きてる者同士、協力し合う輪を広げて、こちらもうねりを発生させてしまえば楽しい事が起こると信じて止みません。

 

まずは個々で頑張る事!

夏の色

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立秋となった昨日は風が涼しく感じ、夜になると身体にこもった熱を冷ましてくれるような気温でした。

この酷い暑さの夏もいずれは終わるのですね。

 

青々としていた稲もやがて色が褪せてゆく。

すっかり出揃った穂は次第にこうべを垂れてゆく。

 

彩る季節を見逃さないように。

暑さには勝てないので

上手に乗り切ります。

 

暑い時間は無理をしない。

体を冷ます夏野菜を食う。

旬を知り季節を味わいましょう。

豊かになれますよ。

 

 

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今日は朝の涼しい6時から仕事始めています。

 

暑い昼間に行動すると凄い仕事した気持ちになりますが、無理をしているだけで効率で言うと大した仕事が出来ていない。

 

涼しい時間を狙ってバリバリやりまっせ。

 

稲に降りた露が朝陽に輝く姿をじっくり見れるのも早起きの特権です。

何もかもピカピカでこれから1日が始まる!という姿。

やる気が出ますね。

 

収穫はすぐそこ。

しっかりやります!