小さな信号
初めての試みの中では正解など存在せず。
何を道しるべにしていたかと言うと、彼らの合図。
穂が出ました。
泣きそうですが、まだまだこれから。
感動するのは終わるまでとっておきましょう。
最高分けつ期を過ぎたら田に入るべからず。
何事も適期があり、果てし無く続いた除草作業もすでに終わらせていないといけない時期。
とは言っても稲と雑草の区別がつかない現場。
やるよ。
暑さで作業効率は下がってゆく。。
だー!!
工程の悪さは収穫が終わってから死ぬほど反省する。目の前対応で手一杯ですが、道は繋がっていると確信しています。
少しでも風が当たり健やかに育つように。
本日もお疲れ様でした。
被災地へ現地入り
持ち場が通常運転に切り替わりつつあるので、今日は倉敷の被害が大きかった現地へ入りました。
画面越しと自分の目で見るのとではこうも世界が変わるのかと衝撃をうける想像を超えていた光景が広がっていました。
災害から2週間と言う時間が流れてもこの現状ですか。
徐々に事業の仕事に切り変わろうとしているとは言え、まだまだ人手が不足しています。
この酷暑の中では個の頑張りよりもチームの連携が大切です。
現地へ行かれる方は熱中症対策をしっかりとして身を守って下さい。
気になっていた浸水被害を受けた水田の様子を。。
ダメージは受けています。
再生は望めそうにない早苗もあります。
が、全滅ではない。
枯れた葉を超えて新たな葉が背を伸ばしていました。田に緑が戻って来ています。
被害の全貌は明らかではないです。
ですが、夏の空に向かって葉を広げようとする姿に希望を感じました。
繋がったからには。
水路が復活しましたー。
いやーーー水路に水が流れるだけで感動する日が来るとは
災害により加茂川からの入水口が破壊されて水路に水が流れなくなり、田んぼに水を送れない状況でした。
土も白く干上がり
ヒビ割れがどんどん大きくなってました。
田んぼから水を落とす「土用干し」「中干し」の時期ではあったものの、日に日に干上がって行く圃場を見るのは本当に心細い気持ちでした。
再び水が流れるのも炎天下の中の再生作業に携わってくれた方々のおかげです。本当にありがとうございました。
災害に、この猛暑に、そもそも稲を育てるのに、個人プレーは何も通用しません。
誰かの仕事が合わさり身を結ぶものだと更に深く感じました。
ここまで繋げてくれた。
受け取りました。
そうやってバトンのようなモノが流れて行くのが人の世では無いでしょうか。
使い捨てでは無い、循環する世界。
この猛暑の中を日常を飛び出し、被災地で復旧支援作業に取り組む人も。
日常の受け持つ仕事に一生懸命に取り組む人も。
あなただけの仕事に誇りを持って取り組み、日本中のバトンぶん回しましょう。
引き続きよろしくお願いします。
私は今回救われたので自分の仕事に全力を尽くします。
我々とは比べものにならない被害を受けた被災地の方々がまたバトンをぶん回せれる日が来るまで。
日常を取り戻せた我々が踏ん張る時です。
繋げましょう。
出来る事。
日が経つにつれ次々と被害は明らかになってきて胸が苦しい思いです。
西日本を襲った豪雨によりお亡くなられた方々には心からお悔やみ申し上げます。
幸い倉敷の家族、友人の安否が確認出来たので津山の現場の被害状況の確認作業を行いました。
現場までの道中も冠水、落盤、土砂崩れ等で至る所が通行規制となっていました。
梅雨が明けが発表された日差しの下、災害の爪痕がはっきりと生々しく映ります。
加茂川は増水のピークは過ぎたとは言え川の水は未だ濁り、激しい勢いで流れていました。
そして以前のような気持ちで川の水を見れない自分がいる事に気が付きました。
地元倉敷を襲った川の水、しばらくは負の感情を抱かざるを得ません。
我々の圃場にも被害が出ていました。
川沿いの法面が落盤しています。
今のところ小さな規面積ですがが、川沿いなので更にずれ込む恐れがあるので役場へ被害状況を伝えました。
周りの圃場では土砂が流れ込むなど更なる被害が出ている場所もあり、このレベルで済んでいるのは不幸中の幸いだと感じています。
さらに酷い被害が起きている各地では様々な人が炎天下の中を救援活動、復旧活動を行なってくれており、迅速かつ勇気ある行動には感謝の気持ちで一杯です。
自分にとって生まれ育った倉敷市がこれほどまで被害を受けたのは初めての経験であり、正直居ても立っても居られません。
ですが、まずは持ち場である現場が日常に戻るよう尽力します。
そして倉敷に岡山県に西日本に日常が戻るよう、長期的な復興を行う事を決めました。この地に住む人間として。
稲は変わらず地に根を張り空に向かって伸びていました。
その姿に勇気を貰います。
俺は米を作る。
水を入れ、田草を取り、稲を育てる。
収穫まで全力で繋げます。
米を食い体力をつけます。
頑張ろう日本!
無事です。
まずは取り返しのつかない命を守る事を。
離れた家族や友の無事を祈るばかりです。
どうか命を守って下さい。
記録的な大雨の中で
どうやら台風7号は大雨を引き連れていたようで、、
先日の大雨になるとの予報で対策はしたものの想像を超える記録的な大雨で本日も現場に出動。
身の安全に気をつけながら被害状況の確認作業を行いました。
幸い目立った被害はありませんでしたが、今晩さらに雨が降ると言う事なので後は無事をただただ祈るばかりです。
自然の脅威相手に人間が出来る事と言えば限られている。対策に対策を重ねた後に人間が出来る事は無事に脅威が去ってくれる事を祈るしか無い。
身の回りの安全を確保し、遠くの友人の無事を祈る。これは今も昔も共通している事だと思います。
人間は自然の支配者でも無ければ、仲の良い友達でも無い。
大きな大きなうねりの中に我々は生かされいる存在なのだと。
牙を向く河川の前に人の無力さを感じます。
どうかご無事で。